2011年8月27日土曜日

爪剥がし事件・高齢者爪剥がし看護助手事件(佐藤あけみ38)毛利病院(京都市)


↑入院患者の爪を剥がした傷害容疑で逮捕された佐藤あけみ、が勤務していた毛利病院
=京都市中京区↑

13000文字数
爪剥がし事件・高齢者爪剥がし看護助手事件(佐藤あけみ37歳逮捕時)毛利病院(京都市)

爪剥がし事件(毛利病院)佐藤あけみ(38)被告2011/12/7懲役3年京都地裁判決

■■■■■■■■■■■■■■■■■■2011/12/7判決↓↓

京都・介護助手爪剥がし事件佐藤あけみ(38)被告に懲役3年/京都地裁判決

京都市中京区の毛利病院で、入院患者の足の爪を剥がしたとして傷害罪に問われた
京都市西京区川島六ノ坪町、元毛利病院介護助手、佐藤あけみ被告(38)の判決が、
2011/12/7日、京都地裁であった。

笹野明義裁判長は、
「抵抗できない弱い立場の患者ばかりを狙った犯行は悪質」として、
懲役3年(求刑・懲役6年)を言い渡した。

判決によると、
佐藤あけみ被告は今年(2011年)8月17~24日、仕事によるストレスを解消するため、
入院中の高齢患者4人の足の親指の爪5枚を手で引っ張って剥がし、
それぞれに約1週間のけがをさせた。
弁護側は「被告は軽度の精神遅滞で、行動制御能力がやや低下していた」など、
と寛大な刑を求めていた。

【毎日新聞成田有佳】

『笹野明義裁判長/江見健一・古川大吾・前田芳人(合議係)第2刑事部209号法廷』

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爪はがし事件、京都地裁が懲役3年の判決
京都新聞2011年12月7日(水)

京都市中京区の毛利病院に入院していた高齢患者が足の爪をはがされたとされる事件で、
傷害の罪に問われた元介護助手佐藤あけみ被告(38)の判決が2011/12/7京都地裁であり、
笹野明義裁判長は、
「身勝手な動機で患者の爪をはがした卑劣かつ残忍な犯行」として懲役3年(求刑懲役6年)を言い渡した。

判決によると、佐藤あけみ被告は2011/8月17~24日、
毛利病院に入院中の当時64~91歳の男女4人の足の親指の爪をはがし、
それぞれに1週間のけがを負わせた。

公判で検察側は抵抗できない患者を狙った卑劣な犯行と指摘。
2004年に別の病院で患者の爪をはがし、実刑判決を受けた経緯に触れて常習性も強調した。弁護側は軽度の精神遅滞で仕事のストレスをためたのが原因と主張。
介護職に就かないなど再犯防止を誓っているとして寛大な量刑を訴えていた。


佐藤あけみ(38)被告は、
平成16年、京都市内の別の病院でも入院患者6人の爪を剥がしたとして、
傷害罪で起訴され、平成18年に懲役3年8月の実刑判決を受けた。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■↑2011/12/7判決↑
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↓<2011/12/7判決が出る前の記事>↓↓

サド的性癖の女心に残る闇
患者のもだえ苦しむ顔みてストレス解消
2011.11.23産経ニュース

■佐藤あけみ爪剥がし事件(毛利病院)■
京都地裁判決=2011/12/7予定
求刑=懲役6年
被告=佐藤あけみ(38歳2011/11現在)

事件日=2011年8月22,23,24日(集中犯行日)
逮捕日=2011年8月25日
犯行場所=毛利病院(下野広俊病院長)
毛利病院=京都市中京区
佐藤あけみの勤務=2011年8月6日から毛利病院に採用勤務。

加害者=佐藤あけみ(勤務先=毛利病院)(37歳2011年8月逮捕時)
佐藤あけみの自宅住所=京都市西京区川島六ノ坪町
爪剥がしの方法=自身の手の指で剥がしたと
集中犯行期間=2011年8月22、23、24日=3日間

被害者A=女性患者(80)=認知症=8月24日に左足親指の爪剥がし=1枚
被害者B=女性患者(90代)=左足親爪1枚(8/22)+右足親爪1枚(8/23)=連続2日間に犯行=2枚
被害者C=足の親指の爪1枚
被害者D=足の親指の爪1枚

A+B+C+D=合計5枚(下野広俊病院長公表)

爪が剥がれていた4人全員ABCDが2階の病室(毛利病院)に入院していた。



■過去の実刑■(佐藤あけみ=ホームヘルパー2級)
↓『平成18年懲役3年8月実刑判決(確定』↓
京都市南区の病院に勤務していた平成16年、
仕事でストレスを感じたなどとして、意思疎通が困難な入院患者計6人の手足の爪計49枚を剥がしたとして逮捕、起訴され、平成18年1審京都地裁で懲役3年8月の実刑判決(確定)を受けた

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■佐藤あけみ の2004年爪剥がし事件■
京都市内の毛利病院とは、別の病院(京都市南区の病院)で

寝たきりの女性患者合計6人=寝たきりの入院患者6人=手足の合計49枚の爪を剥がす。

傷害罪に問われ、
2006年1月に懲役3年8月の実刑判決を受けた(1審で確定)。
平成18年(2006年)に1審京都地裁で懲役3年8月の実刑判決(確定)を受けていた。

2006+4=2010年

服役後、毛利病院の求人に応募し、
2011年8月6日前後からシーツやおむつ交換の業務に従事していた。
毛利病院によると、採用の際の履歴書に前回の事件についての記載はなく、知らなかった。

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■■■■■■■■■↓京都地裁公判↓■■■■■■■■■■■■■■■■■↓


身動きできない入院患者の足の指の爪を強引に剥がし、
もだえ苦しむ患者の顔をみてストレスを発散させる。

2011/8月京都市内の民間病院(毛利病院)を舞台に、そんなサディスティックな欲望を満たす凶行を繰り返した女が、京都府警に傷害容疑で逮捕(2011/8/25)された。
元介護助手、佐藤あけみ被告(38)=傷害罪で公判中。


京都地裁の法廷では、無表情のまま抑揚のない声で不気味な犯行状況を供述し、
自らの爪も繰り返し剥がすなど自虐的な性癖まで告白した。

平成16年にも別の病院で同様の事件を引き起こし、有罪判決を受けた佐藤被告。
怪奇極まりない事件の真相は。(産経ニュース奥田翔子)



■高齢者を狙って犯行


爪剥がし事件は2011/8月下旬、京都市中京区の毛利病院で起きた。
当時、介護助手として入院患者のおむつ交換やシーツ交換などの仕事をしていた佐藤あけみ。病室に看護師ら他の病院関係者がいなくなり、患者の爪を剥がす絶好のタイミングをうかがった上で犯行を繰り返していた。


2011/8月17日午後、佐藤あけみ被告は男性患者(72)の左足首を右手でつかんで押さえると、左足の親指の爪を繰り返し引っ張って剥がした。その後も、
2011/8/19~24日、同じように60~90代の患者3人の足の爪を剥がした。
両足の親指の爪を剥がされた女性(91)も含まれ、いずれも認知証などで意思疎通が十分にできない患者ばかりだった。


佐藤あけみ被告は、
2011/8/25日に逮捕され、凶行は止められた。
不可解な余韻を残したまま4人に対する傷害罪で起訴された。


そして、
2011/11月16日、刑事裁判で行われた被告人質問。
入廷した佐藤あけみ被告は黒のフリース生地の上着にジーンズ姿。
茶髪のショートカットの前髪を頭の上に無造作にまとめてしばった上、
縁が真っ赤な眼鏡をかけ、一見して奇抜な雰囲気を醸し出す。
終始、無表情のままボソボソと低い声で犯行状況に関する質問に答えた。


■佐藤あけみ
「2~3分くらい引っ張りました。『痛い、痛い』と言ったり、顔をゆがめたりしている患者さんもおられました」(佐藤あけみ)


■裁判官が
「痛そうな顔をしている人の反応をずっと見ていたのですか」と尋ねると、
「はい」と小さくうなずいた。


■検察側によると、
4人のけがは全治約1週間程度だが、爪が完全に伸びるには約3カ月かかり、決して軽いけがとはいえない。
今でも、白衣を着た職員が近づいただけでおびえるようになった人もいるといい、
爪剥がし事件が被害者に与えた傷はあまりに大きい。




<ストレス発散のため>

高校中退後、工場で冷蔵庫などをつくる仕事をしていたという佐藤あけみ被告。
26歳で父親が病死したのを機に介護の仕事へ進むことになった。

「お父さんを介護してくれていた人のことを『ええ人やなぁ』と思った。自分も人の役に立つ仕事をしたいと思うようになりました」(佐藤あけみ)


被告人質問で職歴に関する供述が続く。
ホームヘルパー2級の資格を取得し、29歳から京都市内の病院などで働くようになった。
念願の職業に就けたものの、人と関わることが多い職場で次第にストレスをためることが多くなったという。


↓『平成18年懲役3年8月実刑判決(確定』↓
京都市南区の病院に勤務していた平成16年、
仕事でストレスを感じたなどとして、意思疎通が困難な入院患者計6人の手足の爪計49枚を剥がしたとして逮捕、起訴され、
■平成18年に1審京都地裁で懲役3年8月の実刑判決(確定)を受けた。


「今回(の犯行も)もストレスがたまっていたからなのか」と弁護人からそう問われると、
「おむつ交換がうまくできなかったり、(同僚に)『もうちょっと早くしなさいよ』などといわれ、
ストレスになった」「(患者の爪を)剥がしたとき、気分が楽になった気がしました」(佐藤あけみ)



佐藤あけみ被告にとって爪を剥がす行為は最も簡単なストレス解消法なのだという。

検察官が法廷で読み上げた供述調書にも
「繰り返し力いっぱいぐりぐりと引っ張った。剥がれた瞬間、イライラが吹き飛び、なんとも言えない満足感が得られた」とある。


これまでに何度も自分自身の足の爪を剥がしてストレスを発散したことも告白した。
今回の逮捕後の2011/9月2日にも自分の足の爪を剥がしたという。

「しばらく歩けないほど痛かった」と言いながらも、
「ストレスを発散できると思いました」(佐藤あけみ)
と不可解な言葉を繰り出した。


弁護人は、
「被告が自分の爪を剥がすのは、ストレスを感じたときに自分自身に嫌気がさし、消えてしまいたいと思うからだ」と説明するが、「なぜ爪にこだわるのかはよくわからない」と首をかしげる。




<原因はストレスだけ?>

「刑務所は二度と行きたくない場所。(また刑務所に行くことになると)考えたが、やめられなかった」(佐藤あけみ)


刑務所出所後の社会復帰後、
わずか3年弱で再び同様の犯罪に手を染めた佐藤あけみ被告。
被告人質問でもストレス解消を理由に挙げたが、
なぜ、それが他人の爪を剥がすという突拍子もない残酷な行為に結びついたのだろうか。

通常ではなかなか理解しがたい行動だ。

弁護側は、
「背景に軽度の精神遅滞がある」と指摘する。

佐藤あけみ被告は対人関係を円滑に築くことが苦手で、特にストレスの処理能力が未熟。
ストレスをため込んだときにその矛先が自分より弱い人間に向く傾向があるという。

■弁護側は犯行当時の精神状態について、
「心神耗弱とまでは認定できない」としながらも、
佐藤あけみ被告のこうした傾向が一定程度、犯行に影響を及ぼしたと主張するのだ。

これに対し、
■検察側は、
「精神遅滞は軽微であり、過大に評価すべきではない」と反論。
さらに「いかなる理由であろうと、意思疎通の困難な弱者ばかりを狙ってストレス発散を図った被告の行為が正当化されることはない」とした。



被告人質問に続く論告で検察側は、
◆「高齢者を狙った卑劣で残忍な犯行」として懲役6年を求刑。◆

弁護側は、
「被告は反省しており、二度と介護の仕事に就かないと誓約している」と寛大な判決を求めた。


佐藤あけみ被告自身もこう訴えた。
■「被害者の方には大変深く申し訳ないことをしたと深く反省しております。母ももう高齢です。
こんな悪いことをしておきながら、こんなことを言うのはおかしいとは思いますが、寛大な判決をお願いします」


被害者の心身に大きな傷を残す行為を繰り返した自らの犯罪をどこまで深く反省しているのか。高齢の母親の話を持ち出してまで情状酌量を狙おうとする態度に、
法廷ではしらけた雰囲気も漂った。


裁判所はどのような判断を下すのか。
判決は2011/12月7日に言い渡される。


■■■■■■■■■↑京都地裁公判↑■■■■■■■■■■■■■■■■■↑


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この種の行為はストレス解消で行われるようで、
佐藤あけみ自身「爪を剥ぐと胸がスーツとする」と供述している。

被害女性の家族は、見舞いに行って左足の親指から血が出ており、その後また行ったら
今度は右足の親指が血だらけだったと話しているようだが、

病院側自体はそうした異変に気付かなかったのだろうか。
同様な事件はあちこちの病院で発生しているのに、管理体制にも問題があり、
これからは雇用の際に、そうした面にも注意すべきだろう。
病・医院間では何か問題を起こした患者やその周辺の人間はリストアップして回状を回し周知するようにしているのに、こうした加害者について放任では、また同じような事件が繰り返されるのではないか。

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↓■佐藤あけみ逮捕時の記事■↓


爪剥がし事件・爪剥がし看護助手事件(佐藤あけみ逮捕時37歳)/毛利病院(京都市)


事件日=2011年8月
逮捕日=2011年8月25日
犯行場所=毛利病院(下野広俊病院長)
毛利病院=京都市中京区
佐藤あけみの勤務=2011年8月6日から毛利病院に採用勤務。

加害者=佐藤あけみ(勤務先=毛利病院)37歳(2011年8月逮捕時)
佐藤あけみの自宅住所=京都市西京区川島六ノ坪町
爪剥がしの方法=自身の手の指で剥がしたと
集中犯行期間=2011年8月22、23、24日=3日間

被害者A=女性患者(80)=認知症=8月24日に左足親指の爪剥がし=1枚
被害者B=女性患者(90代)=左足親爪1枚(8/22)+右足親爪1枚(8/23)=連続2日間に犯行=2枚
被害者C=足の親指の爪1枚
被害者D=足の親指の爪1枚

A+B+C+D=合計5枚(下野広俊病院長公表)

爪が剥がれていた4人全員ABCDが2階の病室(毛利病院)に入院していた。



■事件前に、佐藤あけみが単独で仕事をこなせないため病院側から、
原則2人態勢の勤務に変更され、日常的に注意を受けていた。

■佐藤あけみ容疑者は、2011年8月6日に毛利病院に採用された。
履歴書にホームヘルパー2級の資格が記入されていたことなどから、
病院側に看護助手のキャリアが長いと判断され、
当初は単独で高齢患者のおむつ・シーツ替えなどの作業を任されていた。

■履歴書には、服役期間中も別の病院で働いていたとする虚偽の記載があった

■「ほかの看護師がいないオムツ交換の時間帯に爪をはがした」と供述している。

■毛利病院は、2011年8月25日午後に記者会見を開いた。



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■佐藤あけみ の2004年爪剥がし事件■
京都市内の毛利病院とは、別の病院(京都市南区の病院)で

寝たきりの女性患者合計6人=寝たきりの入院患者6人=手足の合計49枚の爪を剥がす。

傷害罪に問われ、
2006年1月に懲役3年8月の実刑判決を受けた(1審で確定)。
平成18年(2006年)に1審京都地裁で懲役3年8月の実刑判決(確定)を受けていた。

2006+4=2010年

服役後、毛利病院の求人に応募し、
2011年8月6日前後からシーツやおむつ交換の業務に従事していた。
毛利病院によると、採用の際の履歴書に前回の事件についての記載はなく、知らなかった。



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爪はがし:京都の看護助手佐藤あけみ:傷害容疑逮捕 
⇒7年前(2004年)にも、爪剥がし事件をしていた



勤務先の京都市中京区の病院で女性患者(80)の爪をはがしたとして、
京都府警五条署は2011年8月25日、同市西京区川島六ノ坪町、看護助手、
佐藤あけみ容疑者(37)を傷害容疑で逮捕した。


容疑は、8月24日午前10時半ごろ同市中京区の毛利病院で、
入院中の女性患者(80歳)の左足親指の爪をはがし軽傷を負わせた、とされる。
同署によると、

佐藤容疑者は「みんなの仕事についていけず、いらいらした。指ではがした」と、
容疑を認めているという。
病室には他に数人の患者がおり、被害女性は認知症だった。


佐藤容疑者は2004年に、
京都市内の別の病院で入院患者6人の手足の爪計49枚をはがし、軽傷を負わせたとして傷害罪に問われ、06年1月に懲役3年8月の実刑判決を受けた(1審で確定)。

服役後、毛利病院の求人に応募し、今月6日前後からシーツやおむつ交換の業務に従事していた。同病院によると、採用の際の履歴書に前回の事件についての記載はなく、
知らなかったという。


2011年8月24日正午ごろ、
別の看護師が女性患者(80歳)の足指から出血しているのに気付いた。
病院の内部調査に対し佐藤あけみ容疑者が「私がやりました」と認めたため、
2011年8月24日午後6時ごろ同署に通報した。
8月に入って毛利病院で患者の爪がはがれる事案が数件あり、関連を調べる。


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佐藤あけみ看護助手 7年前、以前にも爪49枚剥がす事件を!!


認知症の症状がある入院患者の女性(80)の指のつめを剥がしたとして、
京都府警五条署は8月25日、傷害容疑で毛利病院(京都市中京区)の看護助手、
佐藤あけみ容疑者(37)=京都市西京区川島六ノ坪町=を逮捕した。
同署によると、「仕事のことでストレスがたまっていた。むしゃくしゃしてやった」と容疑を認めている。


■履歴書に記載なし

佐藤あけみ容疑者は平成16年(2004年)にも、
当時看護助手として勤務していた京都市南区の病院で、
自らの意思を表せない入院患者6人のつめ計49枚をはがしたとして傷害罪で起訴され、
18年に1審京都地裁で懲役3年8月の実刑判決(確定)を受けていた。

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逮捕容疑は2011/8月24日午前10時半ごろ、毛利病院内の病室で、
手首やひじなどを骨折して入院していた女性(80歳)の左足親指のつめをはがしたとしている。


8月24日午後、巡回中の女性看護師が、
女性(80歳)のつめがはがれて出血しているのを発見。
毛利病院側の調査に対し、
佐藤容疑者が「私が手ではがした」と認めたため、
病院側や”女性(80歳)の息子”が五条署に被害を届けた。


毛利病院では2011年8月以降、
同様の被害が数件相次いでいるといい、五条署は関連を調べている。


■佐藤あけみ容疑者は2011年8月6日から毛利病院に勤務。
高齢患者のおむつやシーツを替えるなどの作業に従事していた。
履歴書には平成16年の爪剥がし事件に関する記載がなく、
同病院は「(佐藤容疑者の犯行に)こちらも驚いている」としている。



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患者の爪剥がし、3日間に集中 京都の毛利病院
毎日新聞2011/8月27日(土)



京都市の毛利病院で入院中の女性患者(80)の爪を剥がしたとして、
京都市西京区、看護助手、佐藤あけみ容疑者(37)が傷害容疑で逮捕された事件で、

この患者を含む3人の足の爪4枚が8月22~24日の3日間に集中的に剥がれたことが、
8月26日、病院や患者関係者への取材で分かった。
京都府警五条署は、女性患者(80歳)以外の爪も故意に剥がされた可能性があるとみて調べている。

関係者によると、
①90代の女性患者は、8月22日と23日に連続で片足ずつ剥がれたという。
佐藤容疑者の逮捕容疑は、
②80歳の女性患者の爪を8月24日に剥がしたとされている。

また、
■爪が剥がれていた4人全員が2階の病室に入院していたことも分かった。

■下野広俊病院長は2011/8月25日の会見で、
計4人の足の親指の爪5枚が剥がれていたと明らかにした。

「尋常ではないが、高齢者の場合、自然に剥がれることもある」と、
すぐに事件性を疑わなかった理由を説明していた。

京都府警は2011/8月26日午後、
佐藤あけみ容疑者を同容疑で京都地検に送検した。


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爪剥がし事件 ストレスきっかけか 仕事こなせず2人態勢に 
2011年8月28日にも毛利病院家宅捜索
産経新聞 2011/8月27日(土)


京都市中京区の毛利病院で認知症の症状がある女性入院患者(80)の爪を剥がしたとして、傷害容疑で逮捕された看護助手の佐藤あけみ容疑者(37)が事件前、
単独で仕事をこなせないため病院側から原則2人態勢の勤務に変更され、
日常的に注意を受けていたことが2011/8月26日、関係者の話で分かった。


京都府警五条署は、
勤務状態や人間関係のストレスが犯行のきっかけになったとみて、
関連証拠を集めるため2011/8月28日にも毛利病院を家宅捜索する方針を固めた。


関係者らによると、
佐藤あけみ容疑者は2011年8月6日に毛利病院に採用された。
履歴書にホームヘルパー2級の資格が記入されていたことなどから、
病院側に看護助手のキャリアが長いと判断され、
当初は単独で高齢患者のおむつ・シーツ替えなどの作業を任されていたという。


しかし、次第に能率の悪さが目立ち、
病院側は原則2人態勢で働くよう指示。
佐藤容疑者は日常的に上司から指導や注意を受けるようになったという。

同京都府警五条署によると、
佐藤あけみ容疑者は、
「上司との人間関係でいらいらしていた」と供述。
佐藤あけみ容疑者の自宅近くに住む住民は、
「最近、暗い表情で出勤する様子を見かけた」と話した。


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「仕事でイライラ」高齢患者の爪剥がす


認知症の症状がある入院患者の女性(80)の爪を剥がしたとして、
京都府警五条署は8月25日、
傷害容疑で毛利病院(京都市中京区)の看護助手、佐藤あけみ容疑者(37)=同市西京区川島六ノ坪町=を逮捕した。

同京都府警五条署によると、
佐藤あけみ容疑者は、
「仕事のことでイライラしていた。爪を手で剥がしたことは間違いない」と容疑を認めている。
毛利病院では8月以降、別の患者の爪が剥がされたような形跡もあったといい、関連を調べる。

逮捕容疑は8月24日午前10時半ごろ、
毛利病院内の6人用の病室(2階)で、入院していた女性(80歳)の左足親指の爪を剥がした疑い。

病室を巡回した看護師が、女性(80歳)の爪が剥がれ、出血しているのを発見。
病院側の聞き取りに対し、佐藤容疑者が関与を認めたという。
女性(80歳)は手首の骨折などで京都市の別の病院に入院し、8月8日に毛利病院に転院した。


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仕事こなせず勤務変更 患者爪はがし、容疑者送検
京都新聞2011/8月26日(金)


京都市中京区の毛利病院に入院している認知症の女性患者(80)の足の爪がはがされたとされる事件で、
傷害容疑で五条署に逮捕された看護助手佐藤あけみ容疑者(37)が、
1人では仕事をうまくこなせず、途中からペアで働くように変更されていた、
ことが2011/8月26日、病院への取材で分かった。


五条署によると、
佐藤あけみ容疑者は、
「職場の人間関係でストレスがたまっていた」などと供述しており、
同署は勤務状況の変化などが事件に関係している可能性もあるとみて調べている。
五条署は2011/8月26日午後、傷害容疑で送検した。

毛利病院によると、
佐藤あけみ容疑者は8月6日に採用され、おむつ替えやシーツ交換などを担当していた。
履歴書には「ホームヘルパー2級」の資格があると記入され、看護助手としての職歴も長いと読み取れたことから、当初は単独で仕事にあたらせていた。

しかし、
実際は、看護助手としてのキャリアが長いような働きぶりではなく、
病院側が見かねてペアで動くように指示した。
ただ、爪をはがしたとされる8月24日午前は1人で動いていた、という。


佐藤あけみ容疑者は、
2004年にも京都市南区の病院で患者6人の爪を剥がし、
懲役3年8月の実刑判決を受けて服役していたが、
履歴書には服役期間中も別の病院で働いていたとする虚偽の記載があった。


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京都市中京区で看護助手の佐藤あけみが患者の爪はがし逮捕 
毛利病院ではほかの患者も爪はがすケガ
フジTV


京都市中京区の毛利病院で看護助手の佐藤あけみが患者の爪をはがしたとして逮捕された事件で、
この病院では、ほかの患者も爪をはがすけがをしていたことがわかった。

京都市中京区にある毛利病院で、女性患者の爪をはがした疑いで逮捕されたのは、
看護助手・佐藤 あけみ容疑者(37)。

佐藤あけみ容疑者は、
「間違いなくわたしが、手で爪をはがしました」と供述している。
警察の調べによると、8月24日午前、別の看護師が80歳の女性患者の左足の親指の爪から出血していることに気づき、内部で調査したところ、
佐藤あけみ容疑者が犯行を認めたため、病院側が警察に通報したという。


■毛利病院は、2011/8月25日午後に会見を開き、
「足の爪がはがされる事案が生じました。誠に申し訳なく思っております」と発表した。

調べに対し、
佐藤あけみ容疑者は「イライラして、むしゃくしゃしてやった」と、容疑を認めている。

■佐藤あけみ容疑者を知る近所の人は、
「普通やね。おとなしい方」、「1週間くらい前かな。”この子”が自転車に乗ってこけたときに、(佐藤容疑者が)『大丈夫?』と、わたしより先に起こしてくれて!」と語った。

周囲には、おとなしくて優しい人物と映っていた佐藤あけみ容疑者。
実は、
7年前にも別の病院で同様の事件を起こし、
懲役3年8カ月の実刑判決を受け服役していた。
このときは、寝たきりの女性患者6人に対し、手足の爪49枚をはがし、けがを負わせた。

毛利病院は、記者会見で、
「過去において、同様の事件が発生していたことについて、病院としては、一切把握していませんでした」とコメントした。

近所の人は、
「(佐藤容疑者が出所して母親は?)安心したという感じじゃないですか?」と語った。

佐藤あけみ容疑者は、
「ほかの看護師がいないおむつ交換の時間帯に爪をはがした」と供述している。

毛利病院側は、
「この方(80歳の女性患者)以外にも、足の親指の爪がはがれるという事案が、ほかにも発生している」としている。

毛利病院によると、
先週末以降、今回の事件とは別に、
3人の高齢患者が足の親指の爪を剥がすケガをしているという。


■被害に遭った患者(90代)の親族は、
「8月22日、(90代母が)入院しているので、見舞いに行ったら、左(足)の親指の爪が剥がれた状態になっている。次の日の火曜日、8月23日(も見舞いに行って)。今度は、右の親指が包帯もされず、爪が取れて出血している状態。きのうが左で、きょうが右でおかしいなと思って、なんでうちの母がと、現実感が持てなくて」と語った。


このことについて、毛利病院は、
「常識的にアクシデントが続くのは、尋常じゃないという考えは持っている」としている。

毛利病院は、こうした事案について警察に説明したという。
警察は佐藤あけみ容疑者が関与した可能性があるとみて追及している。
調べに対し、
佐藤あけみ容疑者は、
「上司との人間関係でストレスを感じていた」と、供述しているが、
2011年8月6日からこの病院に勤務し始めたばかりだった。


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爪剥がし、逮捕の女、佐藤あけみ「人間関係にストレス」
日本テレビ系(NNN) 2011/8月26日(金)

京都市の毛利病院で、
入院患者の足の爪を剥がしたとして看護助手の女、佐藤あけみが逮捕された事件で、
女は警察の調べに対し、
「上司との人間関係にストレスを感じてやった」と話していることがわかった。

この事件は、
京都市中京区の毛利病院に勤める看護助手・佐藤あけみ容疑者(37)が、
入院していた女性(80)の左足の親指の爪を剥がしたとして、
2011/8月25日に傷害の疑いで逮捕されたもの。

警察の調べに対し、
佐藤あけみ容疑者は容疑を認めているが、
「上司との人間関係にストレスを感じ、他の看護師が周りにいない、おむつ交換のときに爪を剥がした」と供述していることが新たにわかった。


■毛利病院の記者会見(2011年8月25日午後に記者会見を開いた)では、
他にも、同じフロアに入院する他3人の足の爪がなくなっていることがわかっており、
警察は2011/8月26日午後に佐藤あけみ容疑者を送検し、さらに詳しく調べる方針。


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