2011年8月23日火曜日

ママ、熊が私を食べている。ひどく痛い!ショックで死にそうだ!」と携帯電話しながら生きたまま食われ、状況を話しいき途絶えた





「ママ、熊が私を食べている。ひどく痛い!ショックで死にそうだ!」と携帯電話しながら
生きたまま食われる  状況を話し、いき途絶えた~

英文記事=Mail Online(イギリス)


シベリアのカムチャッカ-Kamchatsky半島で、
2011年8月13日の日中、森林でヒグマ(brown bear)が、人を襲い、
男女2人(父+娘19歳)が死亡する事件が起きた。

英文ではbrown bear=ヒグマ(羆)

地元民の話では、
川原で住民が休んでいたところに、
突然森からヒグマが現れ、人に襲い掛かった。
現地ではここ1年ヒグマが人を襲った例はなかった。


この事件、
実は想像を絶する前代未聞の悲惨なできごとだった。


犠牲者の2人は、一緒に釣りに出かけた。
①オルガ・モスカヨワ Olga Moskalyova、娘19歳と、
②継父(けいふ・Stepdaughter)の イゴール・チガネンコフIgor Tsyganenkovで、

襲ったのは母ヒグマと3頭の小熊だった。

先にイゴールが襲われ、
首の骨を折られ、頭を割られて死亡し熊に食われていた。

それを草むら越しに見たオルガは60mほど逃げたが熊に捕まり、
襲われたオルガは、自分が熊に食べられている最中の、
絶望的な状況の中で母親に携帯電話を掛け助けを求めたのだ。

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電話を受けた母親が冗談だと思ったその内容は、、、

第1回目の携帯電話;
「ママ、熊が私を食べている。ひどく痛い!、、ショックで死にそうだ!」というものだった。

①'Mum, the bear is eating me!': Frantic final phone calls of woman, 19, eaten alive by brown bear and its three cubs.

同時に聞こえてくる獣の息遣いなどから、
やっと現実を理解した母親は、
娘オルガの近くにいるはずの夫イゴールが、すでに死んでいるとは、
想像も出来ず、電話をするが応答は無い。

あわてて、
警察に電話をした時、娘オルガから2度目の電話が入った。


第2回目の携帯電話;
弱弱しい声で「ママ、熊が後ろにいる。戻って3頭の小熊を連れて来て、、彼らが私を食べている、、」

②In a second call, a weak Olga gasped: 'Mum, the bears are back. She came back and brought her three babies. They’re... eating me.'



その電話も途切れ、最後になった電話は、
最初(第1回目)の電話から1時間後で、熊はすでに立ち去っていた。

目前の死を悟ったのだろう「ママ、もう噛まれていない。痛みも感じない、、今までのことごめんなさい。すごく愛している、、。」これが彼女オルガの最後の電話だった。

③'Mum, it’s not hurting any more. I don’t feel the pain. Forgive me for everything, I love you so much.'- Olga Moskalyova



それから半時間後、
警官と”父親の兄弟”ら数人が現場に着いたが、

目にしたのは、まだ夫イゴールを食べている熊の姿と、
無残な姿で死んでいる娘オルガだった。

その後、
駆けつけたハンター6人によって、
母熊と3頭の小熊の計4頭は、射殺された。


娘オルガは最近音楽学校を卒業し、数日前に運転免許を取ったばかりだった。
2人は2011年8月17日埋葬された。


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